「繁昌亭DEてならいかがみ」

繁昌亭、盛り上がりました。
座談会(司会・小佐田定雄)~「牛ほめ」桂雀松~「質屋蔵」桂吉坊~「寺子屋奥」英大夫・清介~「菅原息子」桂米左の順で進行。
米左さんの「菅原息子」笑わせました。
いちばんおいしいところ持っていきました。
小佐田定雄先生補訂の「菅原息子」は抱腹絶倒でした!先輩格の雀松さんが最初を引き受けるところにこの会の魅力が潜んでます。
そのあとの吉坊「質屋蔵」は師匠の吉朝さんとほぼ同じ型。
なかなかに伝承されており嬉しくなりました。
座談会の清介さんの芸談もお客様に受けてました。
咄家顔負けのおもしろさでした。
MIさんからの感想を紹介します→
清介さんのトーク、最高でした。
お話そのものが落語のようで、文楽の芸人さんの奥深さ、しかと感じましたよ。
雀松さん、吉坊さん、米左さんと超豪華な落語陣に、こんな楽しい時はない、と思うほど笑わせていただきました。
「菅原息子」、なるほど米左さん、英大夫様のもとでお稽古された甲斐がありましたね。
あのひねりの面白さ、元ネタを知らないとちょっと通じないでしょう。
上方落語の世界は義太夫の世界と軒を連ねて行ったり来たり、本当に庶民の生活の中から生まれた笑いと納得しました。
そして英大夫様の「寺子屋」。
何度聞かせていただいても新しい発見があります。
今回はやはり千代に思いが行きました。
「寺入りの子の母でござんす」から違いました。
どんな思いで…と思わされました。
そして源蔵との微妙なやりとり。
あの千代にはぐっときました。
英大夫様の語りは、文楽劇場より自然体で、自然な声の調子で、こうした母親の嘆きが迫ってきました。
途中から松王が引き継ぐのですが、やはり千代はぐっと悲しみをこらえたままだろうな、と、その表情が見えるようでした。
松王の泣き笑い、途中まで本当に息子を誇らしく思う笑いなのですが、その中に自然に哀しみの色が入っていくのです。
そして「でかしおりました」でとどめ。
この二人の嘆きが成功した時点で、「いろは送り」が決まりです。
それにしても、節を自在に、基本に忠実に、あの高音まで確かに、プロの語りとはどれほど奥深いものでしょう。
あの時を共にできて本当に幸せでした。
11月公演の「陣屋・奥」も期待してます。
千秋楽まで無事に勤められますよう、お祈りしております。