第四回もんたん亭浄瑠璃

場所は香川県丸亀市広島町青木。
丸亀から小型客船で35分ほどの島。
石の名産地でもんたん亭主の廣谷鏡子さんのお父様は代々の石材商。
青木石といえば日本有数の名石で大阪の旧戎橋は廣谷家からの石で造られた。
昨日、徳島から丸亀に来て、オークラホテル泊。
久しぶりにひとりきりでのんびり過ごした。
今朝、11時10分丸亀発の客船で青木へ。
船には毎年丸亀からいらしてくだる面々。
河野さん(96歳)、今井さん(91歳)、鎌田さん(91歳)。
皆、廣谷氏(85歳)の友人だ。
娘さん方(70歳前後)も一緒だが皆、お元気で心地よさそうに船の振動に身を任せていた。
今回の演目は「新口村」。
前が希大夫で奥が僕。
三味線は団吾君。
彼らは昨日、もんたん亭着。
開演は2時。
16畳くらいのスペースに20人くらいの聴衆。
皆の期待値が高いから、丁寧に丁寧に語る。
涙を拭われる方を目にするとより集中できる。
芝居を知っておられるひとばかりだ。
夕食後は泊まり組の東京からの理恵さん、仁さんらと共に星降る海へ。