誕生日&得難い存在

皆様、誕生日お祝いメールやらありがとうございます!やはり嬉しいもんでんなあ。
63歳になりました。
僕らこれからだっせ。
匿名氏からこんな便りがHPにきましてん。
嬉しいから紹介します。

昨年1月、寺子屋で、お便りした「比目野佳郎」です。

今日、4月16日は英大夫師匠のお誕生日ですね、おめでとうございます。
ちょうど大阪国立文楽劇場では、妹背山婦女庭訓通しの三段目「太宰館」を熱演中ですね、先日聴かせていただきましたが、この狂言の最大の見せ場である「山の段」の登場人物の性根を、綿密に丁寧に語り分ける、見事な床でした。
この1年をざっと振り返ってみると、大熱演の御霊神社の「勘平腹切」から始まり、4月大阪「堀川御所」、5月東京「辻法印」、6月鑑賞教室「新口村」、7月モスクワ「曽根崎」、夏休み公演「大井川」、9月東京「酒屋」、10月地方公演「尼崎」、11月大阪「葛の葉」、12月東京「判官切腹」、博多「茶筅酒」、今年1月大阪「日高川」、2月東京「生玉社前」、そして3月東京青山・青葉乃会での「柳」と、大活躍の1年でした。
もちろん、本公演以外にも、早稲田大学での特別公演「市若初陣」のような学術的に重要な演奏に加え、天満繁昌亭・ワッハホール等での落語とのコラボや、山本能楽堂での上方芸能公演のような多彩な活動もあり、極めて多忙な1年でした。
さらにこの1年、英師匠の主宰する義太夫教室の活動も発展し、個人稽古や徳島合宿など極めて充実したものとなって参り、8月には大阪の由緒ある山本能楽堂を借り切って、発表会が盛大に開催されました。
当日の発表を一部始終聴かせて頂きましたが、英師匠は、お弟子さん達にそのレベルにあった、しかし本物の義太夫を、正しくきちんと教えておられるとの感を強くした次第です。
この義太夫教室の活動は、義太夫の継承・普及に資する画期的なものであり、ひいては文楽の振興・発展に大いに寄与する、貴重な試みであると言えるでしょう。
本日、誕生日という節目の日にあたり、義太夫教室のお弟子さん達とともども、英師匠の今後のご健康と更なるご活躍を祈念し、お祝いの言葉を贈ります。

~ほんま、皆様はじめこのような方の存在が私にとり、得難い財産であります。
感謝します。