文楽初日。AND近鉄劇場の『喜劇まつり』へ行く。

《諏訪明神の…》を《諏訪法性の》と言いまちがいかけ慌てましたが、舞台はまあ順調。
昼の部の間の二時間ほど、初日挨拶の谷間を縫い、楽屋を抜け出して、近くの近鉄大劇場へ。
義理もからんで雨の中、タクシーをとばした。
行ってよかった。
笑うより泣いた。
大村崑、芦屋小雁、渋谷天外、白木みのる他。
小雁の『番頭はんと丁稚どん』以来定番の古いギャグ、幼児然とした顔芸と立ち居振舞い。
崑ちゃんの、眼鏡をずらしながら笑いから泣きへスライドする瞬間芸。
大阪のおっちゃんおばちゃんらといっしょの前から二列目の客席。
久しぶりに芝居を堪能。
終演間際、気がつくと両目尻から涙が線になってこぼれてました。
山村紅葉さんも気負うことなく自然に演技してました。
頑張っておくんなはれや。