床の幕が上がった途端、雰囲気の良さが伝わった。
声が自然に通るような感じ。
語りに興が乗り始めたころふと、床下をみたら、着物姿の女性がハンカチを目に鼻にあて小さく慟哭している。
後半はそのひとに集中して語らせてもらった。
終演後、ちょうど観劇にみえていた大場氏、桂川さん、高橋さんと横浜中華街へ。
郵便局隣の「接筵(せつえん)」。
センマイとネギ熱湯かけ。
麻婆豆腐。
ビーフン。
上海蟹の醤油煮。
仕上げはフカヒレスープのまんなかに炒飯を乗せたもの。
古澤侑峯さん紹介の店だったが、リーゾナブル料金で味抜群。
ぜひまた行きたい。
帰り、調理場のひとまで顔を出して見送ってくれた。
律儀な中国人である。