伊達大夫兄さんを偲んで

昨日の初日、無事スタート。
「西遊記」、心配してたギャグ反応も良好で安堵。
古典芸能て毎日同じ型を繰り返すしごとだから、急な入れごとギャグを発するのは、ちょっとした勇気がいる。
もし、スベったら…。
ところが、北京オリンピック、サントリー黒烏龍茶、メガマック、メタボ、ギャル曽根~皆、受けていたからひと安心。
二部の故伊達大夫兄の代役「馬場先の段」の口上のあと、ファインさんから名調子の掛け声が飛んだ。
楽屋に顔を出してくださり貴重DVDをも頂戴した。
感謝感激。
それから、「馬場先」を語り出してふと床下を見ると、Yさんがいた。
最初顔を伏せてるから寝てはるのかな、と思ってたら途中から泣き出した。
泣く場面ではないのに…。
二部終演後、三部観劇の壷田さんチーム楽屋案内の際、Yさんに出会い、その訳を聞いた。
「英大夫さんの語りとは別に、伊達大夫さんの声が聴こえてきたのです…」。
皆、声がつまった。