ブラボー!が

昨夜、昼の部終演後、三宮へ。
地下鉄新神戸駅上の神戸オリエンタル劇場(座席のゆったりしたいい劇場!)。
音楽劇「ぼんち」。
原作山崎豊子、脚本わかぎえふ、演出マキノノゾミ、出演沢田研二ら。
席からずり落ちそうになるくらい、オモロイ、楽しい、時間忘れる芝居でした。
原作もいいがわかぎえふの脚色もよかった!と、思う。
単純なボケ突っ込みにもきちんとした統制があり、舞台は絵画的な魅力があったし、ミュージカル仕立てに客席も手拍子で応答。
土田早苗のばあさん役キャスティング?幇間が若すぎ?との危惧もあったが、そんなもん帳消しにするくらいオモロク、為にもなった。
唯一、まずいなあと思ったのは、死んだ愛妻の亡霊を出した点。
あれを夢にしていたら現実的にも成立したように思う。
ま、あのシーンで泣いていたひともいたから僕個人の感懐かもしれないが。
しかし一瞬、なんや、と思わせても、結局すべて成立させてしまう力がこのパフォーマンスにはあった。
三回目のカーテンコールで久し振りにブラボー!と口走っていました。