感慨「市若初陣の段」@早稲田大学文学部。

内山美樹子教授の肝いりで早稲田大学文学部大学院へ。
午後一時から。
教授と大学院生10人くらいの前で「和田合戦女舞鶴」市若初陣の段のテープを一緒に聴いて、大夫としての感慨を述べるスタイル。
朝、アパートで若大夫・勝太郎の朝日座テープ(1時間)をじっくり聴いて出かけた。
亡くなる二年ほど前の祖父の語りは76、7才とは思えない迫力。
昨日までの一連の疲れが吹き飛ぶくらい目がらんらんと覚醒した。
これほど矢声がオンパレードな曲は他にない。
市若丸11歳の初陣譚。
解き明かしをキッチリしてから奏演したら聴衆の肺腑を衝く、と確信。
こんな名曲を勉強させていただいて感謝このうえない。
ぜひとも教授の期待に応えたい。