松竹座へ

昨日、ご贔屓筋から松竹座昼の部のチケットが回ってきた。
夜の本業2役を考えて観劇は「葛の葉」と「沼津」にした(間はアラビアコーヒーとかで身体を休めてました)。
歌舞伎の竹本方の鳴門大夫というのは現綱大夫兄の元弟子(文字久君と同期)で文楽在籍当時、織美大夫といっていた。
色白の美男子だったが、おっさんになったなあ、と感慨。
なかなかいい声を出していた。
がんばれ!「葛の葉」。
扇雀さんが熱演で見応えあった。
「沼津」。
十兵衛の藤十郎さんに感服。
小揚のあたり、ユーモラスな展開は歌舞伎らしくて楽しい。
奥の場、お米(秀太郎)が印籠を盗むくだりからは本気の演技が始まる。
印籠を盗んだ娘を叱る平作(我當)が娘を叩くふりをしながら自分の頬っぺたを叩く演出は疑問。
本気で怒る方がいい。
あんなことするから、最後までどないかしたらクスクス笑う客がいた。
秀太郎さんのお米は流石。
我當さんもたいしたもんや。
暗く切ない瞬間に喧しい大向こうがかからなかったのが幸い(当たり前のことだが)。
とにかく、藤十郎さんの芸に心酔しきった1時間40分でした。
夜の部は千秋楽の26日観劇予定。