夕方、17時前からNHKのスタジオで録音。
NHKーFM《邦楽百番》『菅原伝授手習鑑・寺子屋の段』「首実検~いろは送り」。
放送日 平成19年10月13日(土)11:00~11:50。
再放送 平成19年10月14日(日)5:00~5:50。
三味線は鶴澤清友さん。
はじめ、思いのほか、感情も集中していい滑り出し。
首実検、源蔵夫婦の安堵、千代の立ち帰り、松王の『梅は飛び…』&述懐、千代のクドキ、大笑い。
なんとかクリアー。
しかし、三味線の調子を上げる為に一旦休止したあと、大団円のいろは送り近くになって、咳き込みはじめた。
必死で我慢していたが、最後に少し咳き込み、いろは送りの前あたりから録り直し。
咳きは収まらず、結局、いろは送りを四回録り直した。
客のいない、スタジオの密閉された乾いた空間でのドラマ語り、激しい発声は精神的肉体的にいいことない。
たとえ音源が悪くても、ライヴ録音の方が高揚感は伝わってくる。
但し、そのライヴ録音でさえ、年代の古いものは回転が狂っていることが多々。
録音ものは決して珠玉ではない。