昨夜、発表会後の打ち上げで、川上さんが泣いていた。
佐久間さん、森長さんも…。
なんか、嬉しかった。
それにしても皆、ちゃんと最後まで集中して語ってはりましたで~。
狭いけど、あんだけぎっしり入った会衆の前で冷静を保ちながら時には脱線しつつある節をしかしギリギリに整えていきはる皆の姿。
美しかったです。
『太十・前』をほぼ完璧にこなされた大川貴子さん。
そしてその直後の、88才の増田さんの語りにも味がありましたねえ。
落涙しましたわ。
それから、女性陣の晴れ姿は皆、綺麗で、ちょっと嬉しかったです。
さて、壷田さんからお礼のメールが届きました→《義太夫教室発表会のご指導をいただきありがとうございました。
この約2週間というもの、英大夫さん三味線の団吾さんにはご自身の夏公演の最中というのに連日4時間以上に渡る熱のこもった個人稽古をしていただきました(団吾さんなんて朝公演・昼は小学校への指導・夜はココと朝から何も食べずで通しはったこともしばしばだったとか!)。
日本橋にある貸し稽古場をお借りして、松羽目をバックにし、隣に団吾さん、目の前には英大夫さん、そう、プロの大夫さんのお稽古さながらです。
お稽古時間に当たらない生徒たちは脇で見学しながらお勉強。
それでも去年は素人連中のホンワカした空気が漂っていましたが、今年の師匠は暖かい中にも厳しいご指導ぶり、「君、もう出るのやめとくか?」「ちゃうっ!」 「あかん!」「また違う!何度も同じこと注意してますやろ、今日で稽古来て何日目だっか!?」…も、当事者はおろかこっちで見学している側含めて空気が凍る凍る!前日の指摘をなんとかクリアして、師匠から賜った「よう頑張りなはったな」との一言に涙ぐむ女弟子の姿も。
たかが素人相手なのですから、落語のお噺のように「あんさんエエ声だっせ」「詞がよろしわ」どこも褒めるとこなくても「いやあんた、正座してシビレ切れんとこがよろし」となんなと適当に言うてはったらええものを、ここまで一生懸命ご指導いただいて、怖や、怖やと言いながらも心から感謝している毎日です。
また皆素人だけに、日中は仕事や家事をこなしての連日稽古、それでも確実に前日より成果があがっているのですからない時間を作っての努力は果てしないものだと思います。
その努力がまさに昨日花開きました。
皆実力を出し切りました。
でも、ここまで自分の限界に挑戦できたのは英大夫師匠・団吾さん、そして当日お手伝いいただいた貴大夫さん・呂茂大夫さん・希大夫さんのお陰です。
本当に、本当にありがとうございました…そして、来年もぜひともお願いいたします!》←ありがとうございます。
鶴見さんに引き続いての壷田さんのお便り。
僕が説明する手間が省けて、感謝します。
今日は朝から頭がぼ~っ。
疲れましたわ。
でも、皆が喜んでくれて感激してますよ。