午前中、お客様から一枚注文あり、国立文楽劇場へ問い合わせたら、もう、桟敷席しかないという話。
えっ?実質あと20席ほど~。
さて、今日も2時から劇場で太十の稽古。
そのあと、御影さんの招きで松竹座の歌舞伎へ。
夜の部の『身替座禅』から観劇。
4列の8という花道前。
仁左衛門(山蔭右京)と歌六(奥方)と愛之助(太郎冠者)のやりとりが面白かった。
恥ずかしながら歌舞伎初心者の僕にとり、伝統の重み凄みを感じた。
常磐津、長唄連中のズラリも善きかな善きかな。
そのあと、『女殺油地獄』。
歌舞伎では初めて観たが、原作に忠実で好感がもてた。
それから、初役で与兵衛を演じた海老蔵。
正直、よかった!ひとの良さそうな与兵衛の演出も面白かったし、大阪弁に真面目にとり組んでいる姿勢が清々しかった。
与兵衛の両親を演ずる竹三郎と家橘もよかったなあ。
海老蔵、孝太郎の若さで、毎日毎日、歌舞伎のスタイルを継承演じている事実に敬意を表したい。
たいへんなことだ。
終演後、御影さんと法善寺の寿司『一心』に立ち寄る。