豊竹山城少掾と竹澤弥七師のCD『太十』。

山城少掾と弥七師の『太十』を聴きたいと団七兄。
それで、お貸ししたのだが、団七兄、聴いてビックリ!調子が高いとのこと。
普通五本半の調子が最初の枕から七本になっている。
調子の上がる段切はなんと八本に!回転が速い、声が高いのだ。
『師匠(弥七)は手がよく廻ったから、あのくらいの段切は弾けただろうが、それにしても早過ぎる。
テープにダビングし直してスロー目にして聴いたら、あ、これが師匠の三味線の音や、と思った』と。
弟子が言うんやから間違いないで、と。