谷さんからも

6/17のお茶屋宴席感想便りが谷英知さんからも届きました→《谷英知さんからのお便りです→《「たに川」は場所をおうかがいしてないと、見過ごしてしまうような入り口で、お出迎えいただいた女将さんも若旦那さんも品や風格がなんか別世界の人やなぁと、お茶屋初心者は恐る恐る、二階へ上がらしてもらいました。
夜の部は最初の地唄舞古澤侑峯さんの「ひなぶり」がちょっとしたトラブルで始められない。
だけど、何分間も舞初めの扇を肩にかけた後姿でじっーと。
たいしたもんやなあと思いました。
一つの座敷に20名ほど集まってで、舞も義太夫も本当に間近く、大迫力でした(あとで舞には近すぎる距離やと聞きましたが)。
近いために舞のしどけなく着付けた胸元に妙にどきどきしたり、じっとしてる時の微動だにしない力強さ(まるでスタート時の陸上選手を見るような)、安定感に舞というのは力のこもったものやなと思いました。
出入りされる時の裾が畳を滑っていく、さらさらとした音もいいもんやなと思いました。
英大夫さん、清友さんと侑峯さんの「酒屋」のさわりも部屋いっぱい。
義太夫の「寺子屋」前半も、あの距離で聞いたら、文楽劇場の後の方の席で聞くのが、悔しくなってきます。
首実検の緊迫感が心に残り、あのあとの源蔵夫婦が喜ぶ様子も聞きたかったです。
お客さんもいろんな方がお見えで、世間が広がりました。
ありがとうございました。
》← 谷さん、感想ありがとうございます。
『あの距離で聞いたら、文楽劇場の後の方の席で聞くのが、悔しくなってきます』とは、嬉しいことばでんなあ。
女将さんや若旦那さんも実に素晴らしい品格のあるかたで、ほんま、お世話になりました。
感謝します。
6/17の日記に簡単な内容を書きました。