東京の方から嬉しいお便りが届きました→《昨日、七日付朝日新聞朝刊の投書欄。
常陸太田市に住む64歳の女性からの「寄席で人情噺涙流し心潤う」という投書に目が止まり、何気なく読んでみたところ、五月中旬にご主人と池袋演芸場に行き、柳家さん喬師匠の「柳田格之進」に大いに感銘を受けた…という内容。
英大夫さんも先月の日記に「…55分もの長講。
満員の観客は固唾のんで聴きいる。
この場に参加して良かった。
噺に痺れた…」と、感動を持って書いてらしたあの「柳田格之進」を同じ場で聞いて、感動を共にした幸福な方からの投書でした。
「…圧巻だった。
客席はうなり、泣いた…客席からは胸のつまる息づかいまで聞こえた。
傍らの夫も涙ぐんだ。
席を立てば、ヤンキー風の娘たちまでもが涙をふいていた。
…」と、客席を感動に巻き込んだ話芸の素晴らしさを讃えて「…お客たちは私たちと同じように、心に潤いを得て家路についたに違いない。
」と結んでいました。
満員とは言え、100人に満たない空間で体験した濃密な感動は、長く聞いた方の心に残ることでしょう…関西版には掲載されていないかも知れず、お知らせ致しました。
》←いやあ、ご報告感謝します。
同じ時同じ場所にいて感動を共有していたのですね。
さん喬さんは凄いわ。
たしかあの翌日、国立劇場の楽屋に桂吉坊がひょっこり顔を見せたから、『昨夜さん喬さんの「柳田格之進」を聴いたけど、よかったで~』、といったら、彼もさん蕎さんや「柳田格之進」の凄さは周知していて、そうでしょうなあ!と、頷いてた。