東京の桂川あかねさんからもお便りが

以下のお便りが届きました。
→《先日9・10日と大阪に遊んで参りました。
ちょうど東京の文楽仲間の石川淳子さんもお母上と上阪中でしたので、両日文楽を御一緒させて頂きました。
さて、9日は夜の部鑑賞後、思いがけずに義太夫教室の個人稽古に飛び入り参加する!という得難い体験をさせて頂きました。
英大夫さんHPの9日付日記にも「桂川さんもぶっつけ本番にも拘らず、お能で鍛えた声をいかんなく発揮」と好意的に書いて頂き恐縮ですが、文楽鑑賞の後にプロの指導とお三味線で浄瑠璃を語る・・というこの上ない贅沢な体験に大感激でした。

個人稽古の事は当日英大夫さんよりお聞きしまして、宿泊先のホテルの真裏でもあるので、是非見学だけでも、と軽い気持ちでハナヤ食堂横の階段を上がってみました。
お稽古は「酒屋のサワリ」。
何と団吾さんのお三味線も入る本格的なもの。
英大夫さんは語りながら扇で三味線の手数?を打つ「叩き」での御指導。
謡のお稽古の「アシライ」(師匠が謡いながら鼓の手を扇であしらう)と同じだし、また師匠の語りを口伝え、鸚鵡返しにお稽古するのも同じだし・・お弟子さんたちのお稽古を聞いているうちに是非、私もお稽古を体験してみたい!謡の技術でどこまで浄瑠璃に迫れるか試してみたい・・との無謀な思いが募り、ついに意を決して最後の方に、恐る恐る「私も参加してみたいのですが」と申し上げたところ、英大夫さんはさすがに半信半疑の呆れ顔ながら、「最後までは語れないだろうけど、ま、やってみたら」とお許し下さいました。
》  <明日に続く>