老人ホーム慰問。and、『あぜくらの夕べ』。

午前中、東横線都立大駅付近の介護付有料老人ホーム『しまナーシングホーム』へ。
勘十郎さん、燕三さんとで、『酒屋サワリ』での慰問。
NPO法人文楽座による派遣。
ここには燕三さんの奥さん(切り絵作家杉江みどり)のおばあちゃんがいらっしゃる。
そのご縁での訪問となったのだが、ナント、99歳のおばあちゃん。
しかし、意外にお元気でビックリした。
ここのホームには若い、感じのいい男の子が大勢働いていて意外だった。
おじいちゃんよりおばあちゃんの数が圧倒的に多いから、晩年を迎える子女にとっては、明るい話題かも。
三業解説の時から文楽知識のある婦人達の反応。
『ととさんの名は…』と発声すると、『あ、巡礼おつるや!』とヤンヤの喝采。
三味線、人形解説にも会場のロビーを満たす40人あまりのおばあちゃんらの叫喚がこだま。
『酒屋サワリ』が終わった時、最前列に座っていたおばあちゃんのひとりが、『よかったわ~』と大きな声で。
すると皆、涙流しながらヨカッタ!ヨカッタ!の連鎖。
子供みたいに感激してくださった。
最後に、杉江みどりさんのおばあちゃんと記念撮影。
千秋楽の翌日やというのに、逆に疲れが癒されました。
夕方4時からは国立劇場・伝統芸能情報館3階レクチャー室での『あぜくらの夕べ・文楽入門』。
劇場近辺に近付くや、昨日までの風景と違う。
昨日まで毎日歩いていた光景がまったく覆されているのだ。
本舞台に立っている時といない時、これ程、心境が違うものや、と痛感。
さて、あぜくらの夕べ、これも又、盛り上がりました。
会場に、札幌の知り合いの松永さんが見えてて、驚いた。
出演者とパフォーマンスの内容は午前中のホーム訪問と同一。
400人近く応募の中、150人ご招待。
三業解説はそれぞれ30分ずつという熱の入れよう。
大夫解説ではミニ義大夫発声教室も。
おもしろかったのは最後の三業揃っての実演解説。
『♪今頃は半七つぁん、どこにどうしてござろうぞ』を、お園の人形で、子供・おばあさん・武将の語りとふり。
こんなん、はじめての試み。
熱心でディープな文楽ファンばかりで、ノリにノル。