河野克典さんが生徒さんを連れて二部の『合邦』に来場。
二部終演後、楽屋にいらした。
人形解説やバックステージ見学をされ、生徒さんらと舞台で記念撮影をしました。
西洋音楽ボーカルの得難い旗手が、文楽に興味を示していただく。
こんな嬉しいことはありません。
それから大阪の義大夫教室生徒の荒木薫さんからお便りが届きました→《土曜日、日曜日は有難うございました。
突然の切符のお願い、誠に申し訳ありませんでした。
おかげさまで公演を満喫できました。
東京のお客様はお行儀が宜しいですね。
大阪でよくある、客席の途中での出入りは見掛けませんでした。
「万代池の段」で、床は師匠と希大夫さんが隣会わせ、三味線も団七師と団吾さんが隣同士と本公演で初めて見ました。
お弟子さんが緊張なさるでしょうか?合邦も堅物一方のお坊さんと思っていましたが、通行人とのやり取りで「・・・鬼があればこそ仏もある。
畢竟地獄は極楽の出店、その出店の番頭はこの和郎・・・」と 気さくな人柄に描いています。
それが、「合邦庵室の段」での悲劇。
この格差がたまらないですね。
》←確かに同じ人物かと思うくらい格差がありますね。
しかし、語っていると同じ人間なんですよ。
万代池の合邦も庵室の合邦も。
不思議ですね。