湊町義太夫教室。亡き桂吉朝さんの夫人が見学に。

今夜も教室満杯、20人の賑わい。
『太功記十段目』…《隔つひと間に初菊が、立ち聞く涙まろび出で、ワッとばかりに泣き出せば。
ハッと驚き口に手を当て、アアコレ声が高い初菊殿、さては様子を。
アイ、残らず聞いておりました》…いよいよ前半の佳境に。
今夜は教室終了後、宮内さんの家で、亡き桂吉朝さんの夫人を中心に桂雀松、桂米左、落語作家の小佐田定雄・熊沢あかね夫妻、寄席三味線の大川貴子さんと会食。
吉朝未亡人とは、いままであまり会話を交わしたことがなかったから、実に貴重な一夜になった。
吉朝さんを偲びつつ、ある意味、たいへん楽しい話題が弾けた。
教室に行く前にワッハへ立ち寄り『桂吉朝特別展』を初めて覗いたが、改めて吉朝さんの偉大さを目の当たりにした。
既に亡くなってはんのに、『羨望』の思いすら感じた。