今日は、二日目に次いでえらかった。
途中で最後まで語り切れるか?と思った。
ところが、最後の方、『不憫や三吉しくしく涙…』を語ろうとする間際、《待ってました!》の掛け声が飛んだ。
あ、じっと聴いてくださっているひとがいらっしゃるんやなあ、と心中、ジンワリきた。
ない力が湧いてきた。
そして、段切の三吉の唄『坂は照る照る鈴鹿は曇る…』を語ろうとする直前に又もや、《たっぷり!》との声。
なかなかタイミングのいい掛け声でした。
知らない方の掛け声やから、なお、ありがたい。
終演後、松平さんと金丸さんが楽屋にいらして、そのことにも触れ、歌舞伎の大向う級やったと、皆で唸った。