昨日、演劇倶楽部『座』の《鶴八鶴次郎》を観劇に。

重の井の舞台のあと、日経の関口・鈴木両氏に連れられて、四谷区民ホールへ。
『座』独自の詠み芝居というスタイル。
川口松太郎の名作を、一切の脚色を行わず、原文のまま「地」と「台詞」に分け、新内の生演奏と舞踊を加えて上演する、いわば「現代浄瑠璃」。
新内の人間国宝の鶴賀若狭掾師(徳島でお世話になり、楽屋へ御挨拶に)のライヴ3曲が聞ける豪華版。
鶴次郎役の壌晴彦さんの、叫びを押し殺したような演技には感心した。
鶴八役の金子あいさんも迫真やったし、内山森彦さんの名脇役ぶりの演技には唸った。
朗読の木村由紀子さんの活舌も正確で勉強になった。
夜、鈴木氏、石川淳子さん、辻さん、金子あいさん、木村由紀子さんとで、《丸傳》へ。
面白いメンバー構成になったが、先付けやらうなぎも旨いから話も弾み…張り詰めた公演中の、良き癒しのひとときになりました。