ハギワラさんから、『岡崎の段』観劇便りが届きました。

11月23日に東京からいらしたハギワラさんからのお便りよりです→《初の文楽劇場に感動しました。
東京より規模も大きく、何よりお客さんの層の厚さがうらやましい。
普段着で見に来られている方もたくさんいらして、小森さんが言われていた通り「一度は行っておくべき」ですね。
今回の演目は大阪でも14年ぶりという事ですが、子どもが犠牲になる話はたまりません。
心の葛藤を思うと、いたたまれません。
途中、師匠の幸兵衛もその葛藤を知っていたことが明かされますが、それを明かさず、なお武士の「義」を守ろうとする彼らの心の厳しさを感じました。
英さんの語りで一番好きなところは、声の艶です。
飴をちょっと煮詰めたような甘さ、張り、艶が、心に染みてきます。
登場人物それぞれに違うトーンでお人形さんを引き立てて、お人形さんからも英さんに気が出ているように見えます。
文字通り「たっぷり」聞かせていただきました。
ありがとうございました。