素浄瑠璃「ゴスペル・イン・文楽」公演。尼崎市の『阪神チャペルセンター』にて。

昨夜は疲労が溜まっていたせいか、夜8時に就寝。
グイと寝て、もう夜明けか、とガバと起きたらまだ10時。
トイレに行き又、ベッドにバタン。
それから次に目が覚めたのが朝の7時。
ナント、11時間の熟睡。
近頃、信じられない事件。
やはり、神に関わるパフォーマンスをする前は体調が整えられる。
希大夫が迎えにきて、8時半過ぎに家を出発。
JR立花駅で教会の方と待ち合わせて、車でチャペルへ。
広瀬利男先生の出迎えを受ける。
この広瀬先生、神学に関しては超理論家肌であるが、かなり芸事好きでもある。
この8月に発行された《「ビートたけし」と宗教》という本も画期的。
面白いから一気に読めるし、参考になる記述が多く出てくるから、いい財産の引き出しになる。
10時半からの日曜礼拝に出て、少し証し話をさせてもらう。
12時半からの食事時に清友さん到着。
2時からピアノ奏楽が静かに流れる中パフォーマンスが始まる。
女性二人の賛美歌デュエットのあと、紹介を受け、僕が文楽と大夫についての解説。
そのあと、清友さんの三味線解説。
それから僕が合流して、男の笑い(車場・梅王丸)と女の泣き(寺子屋・千代)の実演。
次に義太夫節の発声セミナー。
当教会ではゴスペル・コワイヤーが盛んなせいもあって、なかなかノリノリ。
川口先生始め教室の生徒ら5人も詰め掛けていて(圓尾さんも!)、皆、大きな口を開けていた。
会場が燃え始めてきたのを受けて、僕の『クリスチャン秘話』。
これがまた熱が入り過ぎ、時間オーバー。
そして教会員らの躍動的なゴスペルソング披露の間に着替えをして、いよいよ、素浄瑠璃「ゴスペル・イン・文楽」。
今日は嵐で船が難破する場面も語った。
疲れが溜まって・・・と嘆息していた清友さんも凄い気のいれよう!途中から特にハラにかかりきった。
圧巻はペテロの悔恨のクダリ。
『イエス様、あっしはなんてなさけねえ人間なんだ、アーアアア…』で自然発生的に拍手が沸き起こった。
もう、10年以上もここを語っているが拍手を受けたのは初めての体験。
イエスキリストが十字架にかかり『エリエリ・ラマ・サバクタニ』と苦悶の叫びをして、静かに息を引きとる『父なる神よ、我が霊を汝の御手に委ねん…』を発声した時、広瀬先生は両手を合わせお祈りされていました。
3時半終演予定が終ってみれば4時40分。
印象に残る一日でした。