追悼玉男師匠…和田啓子さんからのお便り!『例え舞台にたてなくてもいつまでも生きていて頂きたい…』

→《昨日は千秋楽のお忙しい中、一部終りに楽屋へお邪魔しまして申し訳ありませんでした。
あの時、玉男師匠の御訃報を耳にし、あまりに突然のことで呆然としてしまいましたが、2部・3部と客席で舞台を見ているうちにジワジワと悲しみが押し寄せてきて何度も涙があふれてきました。
特に玉女さんを拝見するともう駄目で…私が玉男師匠の舞台を拝見出来たのは十数年の短い間でしたが、同じ時代に生きて、少しでも生の舞台を拝見出来たことを感謝し、忘れないでいきたいと思います。
もっともっと玉男師匠の遣われる人形を拝見したかったですし、例え舞台にたてなくてもいつまでも生きていて頂きたい…と思っていましたが、この世で人形が持てなくて寝ていらっしゃるよりも、今は天国でお元気に人形を遣われて喜んでいらっしゃるかもしれません。
》。
←ありがとうございます。
和田さんはホヤホヤOL時分に文楽をひと目観てハマリ、この10数年、東西の本公演やら地方巡業等、数々の文楽パフォーマンスを御覧になってる方です。
御贔屓はいらっしゃいますが、けっして偏りのない、バランスのとれた文楽愛好者の鑑みたいなひとです。
そういえば、このひとから、文楽技芸員の悪口を聞いたことがありません。