早稲田大学日本文学部大学院へ『北条時頼記』の講師に

夕方、劇場から桜井さんに連れていっていただく。
内山美樹子教授が教室に待っておられた。
学生は20人くらい。
『北条時頼記・女鉢の木雪の段』。
昭和59年(清治兄)と平成3年(燕二郎・現燕三さん)の二回の豊竹呂大夫兄奏演テープの聞き比べ。
コマ切れにして両方聴かしてもらいつつの感想。
2時間程で1/3くらいしか進まなかったが、実にいい勉強をさせていただいた。
呂大夫兄さんの良さ凄さが伝わり、一瞬、涙が込み上げた。
清八師の朱や重造師の弾き語りテープを基にしてよくここまで仕上げられた!これを引き継ぎ、初代若大夫所縁の名曲を文楽の舞台に必ず復活させたい。