千秋楽!千秋楽!and、《団七役の大夫さんより若い(入門年が遅い)大夫が義平次を語ること、皆無!?》

いちにちいちにち…。
 やっと千秋楽でっせ!ものごとには終りがおまんねんなあ。
 二部の『夏祭浪花鑑』、住吉鳥居前の段から通してきて最後の《どろ場》。
 盛り上がりもピーク。
 綱大夫大兄団七を相手の義平次。
 ホンマ、えらかった、辛かった。
 お稽古の時から痺れマクリでしたわ。
体力も声もギリギリ使い果たし。
 そやけど、千秋楽が近づくに連れ、 綱兄の掛け合いの調子に、語りながら感激を覚えるようになりました。
 一生の思い出になりました。
 それから夜の三部は『夫婦善哉』の大事な中幕。
 50分以上、詞を語りっぱなしの長丁場。
しかも初役。
 何気ない顔しながら途方もない緊張に見舞われてましたんやわ。
 壷田典子さんからお便りが届きました→ 《千秋楽おめでとうございます。
さて、皆さんのお手紙で綱大夫さんより年若の英大夫さんが義平次をされるのは大変でしょうとのお話があったのでデジタルライブラリで調べてみたところ…確かに本公演では、団七役の大夫さんより若い(入門年が遅い)大夫が義平次を語ること、皆無でした! そのありえない配役を見事にこなした英大夫さん、そして若い義平次を叱咤激励しながら団七を語った綱大夫さん…。
 素晴らしい舞台、本当に本当に有難うございました。
 さらに調べてみると、伊達大夫さんて40代の頃から義平次を語り続けていらっしゃるのですね。

 さらに綱大夫さんは30代で義平次を…!これまたびっくり。
 ちなみにこの時の団七は小松大夫さんで、『三婦内』は越路大夫さんと先代喜左衛門さんでした。
》 ←よう調べはりましたなあ。
本公演では、団七役の大夫さんより若い(入門年が遅い)大夫が義平次を語ること、皆無でした!?