女性の持つ『文化力』は凄い!東京からいらした桂川あかねさんからのお便り。

桂川あかねさんと薄井みゆきさんが東京から7月30日(日)の二部と三部を観にいらっしゃいました。
 早速、桂川さんから気迫のこもったお便りが到来しました。
読者のお便りよりコーナーに全文掲載してあります。
ぜひ、御覧くださいませ!! 以下抜粋です→ …『夫婦善哉』は「大阪」のエッセンスの様な作品で、劇場中一体になって笑ってほろり…英大夫さん、嶋大夫さんの持ち味+「大阪力」が最大限に発揮され…新作文楽としても今後立派に存在していける作品 …新派的風俗の人形陣のなめらかでリアルな動きや舞台装置の大胆な転換…文楽の新たな可能性を観た思い…まだまだ浄瑠璃みたいな人情が濃かった大阪下町が舞台、爺、婆、悪がき、つっころばし、芸者等々…古典作品と性根は同じ、そんな所も安心して観られた理由かも …観劇の翌日、文楽仲間の薄井さんと一緒にオダサクツアー…法善寺、黒門市場、生國魂神社から天王寺にかけての上町台地と天王寺七坂…文楽劇場の半径500m程のごくごくご近所に作之助の生育地と小説世界が展開!? …街中から松屋町通りを一歩隔てるだけで、「木の都」と作之助が小説にも書いた緑多い閑静な上町台地の寺町が広がって…御影石が敷かれ階段状に整備された坂…上町台地は今でも戦火を逃れた長屋が残り、東京で言えば谷中辺りの風情…作之助が特に愛した口縄坂上にはその文学碑が…鬱蒼とした緑…ここが大阪市内??…本当に狸か何かに化かされているよう …天王寺から路面電車で夏祭りの住吉大社…空堀商店街で買い物、千日前の『いづもや』でオダサクグルメのまむしを頂き、夜は湊町の義太夫教室に参加…目から鱗の大阪発見…心から大阪を楽しんだ夏でした。

 いやあ、充実した旅でしたなあ。
女性の持つ『文化力』は凄い!帰りの新幹線ではおふたりとも、爆睡だった…とか。