大阪まちプロデュース・山根秀宣さんからのお便り『 …75歳の母も「面白かった!」と…』

山根さんは直木三十五記念館設立の功労者で、上町やら空堀あたりの風情をこよなく愛されているひとです。
お便り紹介します→ 《 夫婦善哉、それにしても面白かった!ストーリーについて井村さん(織田作クラブ会長)がどう見てるか聞いていませんが、吉本的な面白さは退屈させませんでした。

 舞台もスモークや線香の香り、回り舞台の上、上下移動などUSJも顔負け。
英大夫さんの大阪情緒タップリのあとの、嶋大夫さんの「赤い灯、青い灯♪」もよかったですねえ。
 75歳の母も「面白かった!」「挑戦してるなぁ」と感心しきり。
いい親孝行になりました(イスはお尻痛いと言っていましたが)。
 しかし、開演時刻といい、時間といい、この様々な試みは、ほとんどすべて、きっとプラス方向です(きっと外国人も面白い)。
この楽しさを多くの人に知ってもらえたら、じわりじわりファンが増えると思います。
 また、歌舞伎の坂田藤十郎の襲名披露の演目と文楽の演目が2つも重なった点について、ブローでウェイ・ミュージカルと映画の相互活用が流行っていると、先日新聞に載っていましたが、相乗効果は洋の東西を問わずだと思いました。
 記事では「オペラ座の怪人」「プロデューサーズ」「シカゴ」「ムーランルージュ」(舞台→映画)。
「カラーパープル」「ウェディングシンガー」(映画→舞台)などが、挙げられ、認知度が有るものを投入することでリスクを減らせ、舞台道具の大型化や製作費の増大に備えているようです。
 夫婦善哉においても、映画から舞台で、今回もまさに、凝った舞台で見ごたえ有りました》。