若手会

席から床や舞台を眺めていると、僕らが師匠・兄弟子達から言われてきた(今だに言われているが…)ことがよくわかる。
僕は短所を指摘するが、長所は長所で大事にのばすようにしたい方針。
人間皆、短所がいっぱい。
シカシ、皆それぞれに長所もある。
越路師匠は、下のものでも長所があるから、それを盗め、と常々仰っていました。
至言だ。
お前はこういう悪いところがある。
シカシ、こういうええとこもある。
人生、ノンビリしてられない。
叱る時間も褒める時間ももったいない。
師匠・先輩方から教えていただいた口伝は総て(己が出来てる出来てないにかかわらず)、弟子に教えていくつもりだ。
清友さんと帰りが偶然一緒になり、若手会の感想を聞いた。
彼は僕に、大夫と三味線、ひとりずつの名前を挙げて、具体的にキラリ光るものの説明をした。
なるほど。
考えることは、同じやなあ。
26日・28日の『なかなか会えない…』にいらしたら、懇親会の席でまた、お話致します。