毎日カルチャー『義太夫発声ゼミ』。初代春団治の芸の伝承…露の五郎兵衛師匠を聴いて。

今夜から本格的に『酒屋のサワリ』。
発声練習時から、皆の声の出が段違い。
発表会を経験するとこれほど成長するものか、感じいった。
毎度恒例になったカルチャー後の食事会は昨日の『かみがた噺の会』の話題。
昨夜は、ほぼ全員がいらしてくださった。
五郎兵衛師匠の新作『蘇生の息子』について。
放蕩息子の次男が父親に先に遺産の半分を分けてもらいたい、と願い出るクダリ。
息子が流石に言いにくそうに『ええっと…後の百より今の五十と言いまして…親父さんが死んだあと、醜い遺産相続をする前に…へっへっへ。
ええっと…』。
これを10回くらい繰り返す。
これが目茶オモロかった。
ここの箇所、落語通の安藤氏は見逃さなかった。
あの執拗な繰り返しはさすが二代目(春団治)に口写しでお稽古してもらった証し。
初代からの極めつけの春団治風。
今のシャイな三代目にはない芸、と力説。
五郎兵衛師匠に、あの初代春団治の芸が伝承されていることを初めてライブで確認しました、と目を潤ませ、声を詰まらせ述懐。
その上に安藤氏、関大落研の先輩の桂三枝師の前で『壺坂サワリ』を先日、機会があって語らせてもらいました、とも。
嬉しいひとでんなあ。
ところで、昨夜と今晩、ファインさんから譲りうけた桂吉朝さんのDVD『高津の富』を鑑賞。
笑いすぎて眠れない。