見るもん、食うもん、聞くもん。

感情描写。
これが究極の課題。
『好き』と『時間』だけでは解決できまへん。
4年間の内弟子時代、越路師匠が食後、テレビを見ながらよく語られたコトバ『お前なあ、節とか節数なんか細かいことにあまりこだわるなよ。
ワシらみたいに50年もやってたらそんなもん大体言えるようになるんや。
それよりもっと大事なんは感情表現や。
これは努力だけではダメなんだ。
山城の師匠も稽古は花鳥風月にありとゆうてた。
とりあえず、見るもん、食うもん、聞くもん、なんにでも心を研ぎ澄ましとけ』。
この心境の吐露、即ち達人。
ボクらはそこまで行く技術的な課程で四苦八苦。
簑太郎君も玉女君も、玉男師、簑助師の手首と指の使いかたの技術の妙に感嘆のため息をついてます。
『新口村』を今日稽古しましたが、ええもんでんなあ。
しかし、封印切もそうでしたが、枕から10数分のところがホンマ難解ですわ。
このへんを何とか克服せんことには、ボクらなりの情愛勝負にはもっていけまへん。