『浪花花形歌舞伎』の第一部《伊勢音頭恋寝刃》を観る。and、露の五郎兵衛師匠夫妻と食事。

毎日発声ゼミの佐久間さんと森長さんに招待されて、『伊勢音頭恋寝刃(イセオンドコイノネタバ)』を観た。
お二人は歌舞伎の大ファンで、ご贔屓は片岡愛之助さん。
第一部は正午開演。
11時15分過ぎに『寿柱立万歳』を終え、すぐさま松竹座へ。
歌舞伎から文楽に逆移入された珍しい芝居やったと思う。
道理で、竹本連中の義太夫はなかったわけや。
歌舞伎は初心者同様の僕。
自慢じゃないが、いままでの人生、6回くらいしか観たことがない。
今日は殆ど、初めて見る役者ばかり。
配役は愛之助が福岡貢。
なかなかよかった。
男前やし、型がキザに決まるのがいい。
セリフも聞き取りやすい。
お紺は孝太郎で、コトバをキッチリ粒だてて読んでいて感心した。
義太夫、誰かに習っているのかなあ。
お鹿は翫雀で、殻から抜けでる一歩手前みたい。
抜け出たら、ヒートアップしそう。
万野は上村吉弥。
色気もあり綺麗で、セリフもよく、引っさげた藝やなあ。
イナバウアーも決まっていた。
喜助の薪車もスットしてたし、奴の亀鶴も面白かった。
いやあ、伊勢音頭の二幕六場、タップリ、楽しませていただきました。
佐久間さんと森長さん、ホンマ、感謝します。
観劇後、いったん帰宅して、いろは湯へ。
いろは湯のほん先の右手に銅座公園。
桜がまだ満開。
公園の前のいろは湯の並びに蕎麦の『蔦屋』。
夜、露の五郎兵衛師匠夫妻のお招きで、大宝寺町筋の『浪花蕎麦』へ。
家内も招待されていたが、あいにく、この春就職した次男の九州の社宅引越しに重なり、僕一人で行った。
5月30日ワッハホール『露の五郎兵衛落語会』の対談の打ち合わせをした。
キリスト教系企画で、師の、聖書をネタにした新作が披露されるのだ。
これが、師の真骨頂といわれる人情噺になっており、いわば、新境地の開拓。
僕も少し内容を聴かせていただきましたが、抱腹絶倒、笑いあり涙ありの作品です。
皆様、是非、おいでくださいませ。
前売り2000円です。
ところで、ご馳走になった《蕎麦すき》、蕎麦と牛肉のあっさりコラボで極上でした。