『邦楽ジャーナル』取材。

『和楽舎』の山本千恵子さんから取材を受けた。
初対面の方だが、芸事全般、勿論、文楽のこともよくご存じで、話のひきだしかたも見事。
つい、時間を忘れた。
忘れられぬ演目という主題で文楽三業の中堅連にインタビューを重ねていくというシリーズ企画。
将来、本にもまとめたいとのこと。
僕は『堀川猿廻し』のことを話した。
30年以前の若手向上会の掛け合いの鬼気迫る越路師匠のお稽古。
僕の役は与次郎だった。
あとにも先にも師匠にお稽古していただいて睨み返したのはあの稽古中だけ。
負けへんで、やめるんやったらやめたるわ、の気迫がなかったら、プレッシャーで自分が押し潰され…