千秋楽。総合芸術としての文楽。

盛況裡に公演が終了。
劇場サイド、裏方、各文楽愛好グループや応援団、全員のお陰。
特に文楽の『総合芸』としての価値を再認識。
個人芸の素晴らしさにも圧倒されるが、やはり三業一体の総合のチカラだ。
昨夜、終幕の狐火の舞台袖にいたら、玉翔君がスタンバイ中。
思わず『君ら4人の狐が最後に跳び出たら女性ファンが喜んでるで』と声かけた。
大序や道行の若い大夫三味線、人形の足遣いにいたるまで、すべての演者が人形を媒体にして共同幻想を創り上げる。