8月14日の日記の続き

濡髪長五郎の言葉『母者人(ははじゃひと)、お前のお手で…』の発声音の高さを自分なりに把握した時、どんな感じだったのか?正解音域にさわっている感覚は…。
ハラ(腹)は突っ張っていますが喉は気張ってないんですわ。
ある意味で、こんなんで聞こえてるんかいな、という感じでんなあ。
ぼっさーというか、頼りないちゅうか。
師匠の前での本稽古の時、それで目いっぱい押し通したらセーフ。
えーっ、ホンマかいな。
呂大夫兄の『それや!』が生きてもうた訳です。
そしてその『それや!』が6月『封印切』の八右衛門、7月『勧進帳』の弁慶、夏公演『夏祭浪花鑑』の団七へと受け継がれていったのです。