『逮夜の段』

KWさんより→《初日の逮夜、凄くよかったです!語りだしの英さんの高めの声が凄くきれいで悲しくて、ジーンとしました。
あそこの段は、なんか、ちょっと、ミサのような感じをうけました。
うまく表現出来ないのですが…》←ありがとうございます。
語りだしは和讃(ワサン)といって、浄土の仏を和語で讃嘆する歌です。
観客の皆様も舞台上のお吉の35日の逮夜に列席してもらうように、集中して語ってます。
和讃の音程は難解複雑。
三味線のトンという音を聞いて出るのですが、トンという音階と全然違うところから『ヘンジョウナンシノ(変成男子の)…』と唱えていかねばなりません。