『和田兵衛』のこと。

今回、初めて『和田兵衛』を語ってみて、近江源氏の良さが身に染みた。
ばばの微妙が長男盛綱の嫁早瀬に、ワシは盛綱を生んだ母やで、勘当同然で家出した次男の高綱なんか気にしてへんわ。
ましてこんど生け捕りにした高綱の子供なんか興味あらへん、あんたも長男の嫁としてドンと構とき!と言い放しつつ、実際、目前に次男のこどもが縄に縛られてやってきた。
初めて見る孫(小四郎)の顔。
次男に似てるガナ…。
長男の嫁の手前、涙をこらえる微妙。
たまりまへんなあ。
そして、高綱の舎弟頭の和田兵衛が小四郎を取り戻しに丸腰で敵陣に乗り込んでくる。
これが又カッコええんや!