韓国公演、舞台稽古。

昼食は全員で『サンゲタン』を食べる。
『サンゲタン』とは、卵から孵化してヒヨコになって60日目の若鳥の内臓をとりだして、そこにご飯やら野菜を詰めて煮込んだもの。
残り一滴のスープまで飲み干した。
食前のオチョコ一杯のにんじん酒もおいかった。
舞台稽古で初めてライブのパンソリを観た。
人間国宝が語る伝統的パンソリと、パンソリオペラの二本立て。
音にも舞にも身震いを覚えた。
チョゴリの衣裳も見事。
フンワリとしたダンスに哀調のある叫び節。
感極まりました。
テレビ局各社の楽屋取材で胸元に5個の小マイクをつけられた。
文楽の魅力は?の質問に『江戸時代の300年の平和の所産で…』と答え始めて、内心、大失言やな、と思い身が縮んだ。
ダダっと集団でやってきて、必要なことを聞いたらダダっと、去っていく。
取材スタイルが日本とはだいぶ違う。
夜は昨日のメンバーで、新沙(シンサ)にある『馬山元租アグチム』で食事。
蟹蒸しとアンコウ蒸し煮。
ワタリ蟹の醤油漬けもタマリマヘンでした。