『寺子屋』

10日から13日まで、弟子ふたりに『寺子屋』の奥を稽古した。
去年の夏くらいから、一年がかりでなんとか、松王の泣き笑いまで辿りつけた。
『寺子屋』は越路師匠を始めとして、住兄(文字大夫時代)や兄弟子連にかなりお稽古していただいた。
僕自身、まだマスターしてないけど、口移しでお稽古していただいたものは不思議に弟子にも教えることができるのだ。
口傳、スタイルだけでも僕なりに伝えなければ。
段ものはまだ早い、なんていっていたら、アッというまに40過ぎてしまうぞ。
寺子屋、太十、野崎、新口、壺坂…これくらいは、この数年間で、僕が教わった通りに伝えたいと思っている。