『ア、幸い友達どもが頼母子(たのもし)をいたしてくれまして…』

『ドロ場』の重要なポイントのところで、団七が金を持っているフリをする為、咄嗟に、義理の父の義平次に向い『タノモシ』という言葉を使う。
何のこっちゃと思いまっしゃろ。
タノモシというのは頼母子講のことで、頼母子講というのは『互助的な金融組合。
組合員が一定の掛金をなし、一定の期日に抽選または入札によって所定の金額を順次に組合員に融通する組織』(広辞苑より)だそうです。
ワカリマッカ。
明日が立稽古(タテゲイコ=太夫と三味線だけの、本番通り床で行われる稽古)です。
三日間休みだったので少し不安です。
しかし、ゆっくり本読みができて自分なりに落ち着いた部分もあります。
実際の芸感は舞台に放りだされてからしか養えないもんです。
そのときに、なんやしらんもんが出てきまんねんやろな。