12月東京国立劇場鑑賞教室公演の「鬼界が島」の稽古開始

異常緊張の最中、大曲「鬼界が島」の稽古を始めるのはキビシイ。
無本床「平右衛門」の『恐怖』は演じたものしかわからない。
しかし、今日あたりから燕二郎君と稽古し始めんと間に合わん。
つらい。
しかし、僕のサイアク状態だった四年前にいちど、今回と同じ東京国立劇場の12月の鑑賞教室で勤めているのだ。
それが大きい。
あの時は人生でいちばんしんどかった。
本公演ダブルの『瓢箪棚の段』も初役だったし…。
「ゴスペル・イン・文楽」の東京大阪初公演が控えていただけにリタイヤーできなかったのだ。
考えてみたら「ゴスペル・イン・文楽」のお陰、神様のお陰だ。