文楽の『大序修業時代』の辛さ。and、イヤホンガイドの効用。

家内と長男の雄介が昼の部にきた。
大序の最初を語るのが希大夫。
三番目が呂茂大夫。
大序修業の頃は厳しい。
朝10時前から楽屋入りして、夜9時過ぎまでびっしり缶詰。
慣れない文楽の楽屋手伝いの段取りを克服しつつ、体調も維持しながら朝いちばんに高い調子の声を張り上げなければならない。
給金は世間の四分の一くらい。
これでも国や大阪府や大阪市やNHKからの補助金が出てのこと。
芸で食っていく身にとってはありがたいことなのだが、ある程度いちにん前になるまでには親や嫁さんの協力が不可欠の現状だ。
さて家内と長男、イヤホンガイドで文楽を倍楽しめたと感激新た。