千秋楽!ほっとしたひとこと。

今日も錦祥女の出で拍手がさざ波のように静かにわきおこった。
感じええわ。
今回の舞台は正直苦痛やった。
楼門は風(ふう)があり難関このうえないし、錦祥女、老一官とその妻、和籐内、それに軍兵の語り分けはせんならんし、大声も張り上げんならん。
早く終ってほしかった。
そやのに今朝、ある方に電話したら意外なことを聞く。
→《元気そうな声ですね。
楼門の評判いいよ。
いままで英大夫を誉めたことのない人が、今回、英大夫の声が吹っ切れように出ていた、と言ってたよ。
》←疲れ眼(まなこ)の千秋楽の朝、びっくりした。
去年から講師になって研修生を教え始めたが、逆に自分が教えられることの方が多い。