1時間、ホンマに苦しいですワ。

『封印切』二日目終了。
たいへんシンドイ。
途中で死ぬかと思う。
『必死』という意味がよくわかります。
お客さんが最後まで、よう黙って聞いてくれてはりますなあ。
枕のあたり、禿(かむろ)が三味線を弾き始めるまでの、梅川がウジウジ、モジモジ心境吐露しているところが、難しい・しんどい・エライ・辛い。
窒息寸前。
『中之島の八右衛門』が出てくるとホットする。
芝居らしい動きが劇場全体に派生。
ところが、出てこんでもエエ忠兵衛の登場。
これまた、大問題。
八右衛門との激しいやりとり。
終に300両の封印を切りよった。
えろうて息の根が止まる寸前、降りてこんでもエエのに、2階から血相変えて梅川が降りてきよる。
『情けなや忠兵衛さん、なぜそのように、のぼらんす…』長いサワリが始まる。
心身共に、おつりなし。
ヘタでも、クソでもせえだいゆうておくんなはれ。
最後まで語り切れたら『良し』とせんならん。