『封印切』の立稽古(たてげいこ)

最悪の出来。
声が全然出ない。
朝から発声訓練と本読みを5時間程繰り返したにも拘らず。
わざわざ京都から越路師匠も来てくださいましたのに。
途中で自暴自棄のパニックに陥りました。
今月3日の師匠のお稽古の時は、声は出ていたのですよ。
こんなことは文楽人生初めてですわ。
なにかの弾みで声帯を壊したんかいなあ。
これで太夫ヤメなアカンと思いました。
終わってから師匠に怒鳴られると思うたら、語っていながら、居ても立ってもいられない心理状態。
しゃあないから最後までなんとか語り終え、師匠の所へ。
意外にも優しく、12、3ヶ所の問題点を模範の語りを交えながら、丁寧に注意して下さいました?