浄瑠璃の演し物に楽なもんはない。and 越路師匠の言葉。

蔵前も筒一杯。
今日もなんとか、自分なりに目一に飛ばせたか。
昨日の住兄のアドバイスは、ありがたかった。
スパッと同じイキで語ろう、との意識を再確認できたから。
しかし、越路師匠はあまりイキを出せなんて言わなかった。
声を出せ、とはよく言われたが。
オン(音)という言葉も使わなかったなあ。
イキ遣い、オン遣いの達人だったのに。
恐らく、いままでの浄瑠璃道を音楽的に確立された人だと思う。
しかし、節、節数、間、オン、イキといった言葉はあまり使わなかった。
節とか節数等は何十年もやるうち、下手クソでも覚えられるんや。
それよりもっと大事なものがあるんじゃ、と常々仰ってらした。