帯屋の段

「帯屋の段」というのは、長右衛門が主人公。長右衛門は何者かに殿様への届け物の刀をすり替えられた、という不運に見舞われ既に自死の立場。死に際に、せめてもと舅繁斎と嫁お絹に会いに来たのです。そやから、帯屋での顛末芝居はホンマは夢現つの出来事なんです。彼にとっては。