義太夫節、正確にクリアするには途方もない時間

義太夫節の「詞」は言葉であって言葉でないと思う。その全てに音階がある。決まった音階が。100年くらいはかかって決められた音階がある。そのひとつひとつを正確にクリアするには途方もない時間をかけなければならない。越路師匠が常々言ってられました。「三味線のないところがいちばん難しんじゃ」と。

椎名町のアパート

東京公演の折若い頃椎名町でアパートを借りてました。共同炊事共同トイレ。楽しい時でもありましたが、仕事はしんどいし超辛かったです。池袋からひと駅の帰りは遅くまでいつも混んでました。ある日の車掌さんのひとこと、「皆さま本日もお仕事お疲れさまでした。たいへん混んでおりますが、ご自宅まで今しばらくご辛抱くださいませ」。に、思わず涙がこぼれました。言葉、て、大切ですね。